家を建てる方は30~35年ローンを組み、定年や年金を受給する頃には住宅ローンの支払いが済むように考えると30代、40代で家を建てられる方が多いと思います。
家を建てられたその後、数十年の間に様々なライフスタイルの大きな変化がやってきます。
子供の出産や子供の成長による独立などの家族の増減
ご本人夫婦や親の高齢化により身体不自由やその介護者になる現実
後ろ向きな事ばかりを言ってしまいますが、人間誰もが通る道でもあり、いつかは考えなければいけない事であります。
足腰が衰えて階段の上り下りが危険になったので2階では生活ができないよ・・・
手すりが必要・・・
車椅子が必要になった・・・
トイレが近くなった・・・
段差が邪魔になった・・・
介護をしないといけなくなった・・・トイレ、浴室に介護スペースが必要になった・・・などなど
こんな状況になった時、30代、40代の時は快適だった住まいも大きく変化したライフスタイルで住みにくくなってしまいます。
家は一生に一度の高価な買い物。服が着られなくなったから新しい服を買えばいいとは訳が違います。家はちょくちょく買い換えられません。ですので数十年先の現実も想定していただきたいのです。
どんなに頑丈で立派な家でも住む人の生活状況が大きく変化すれば住まいも変化が必要になってきます。
そんな現状の中、当社では高齢者、障がい者(児)の方の数多くの改造工事をさせていただいております。だからこそ、その時に必要とされる機能、間取り、問題点などが分かっております。この実績、ノウハウを活かして、住まいの設計計画の段階で生活スタイルが大きく変わった時期でも無理なくスムーズに対応できるような機能、間取りを考え将来を見据えた家づくりを行っています。